革新をもたらしたのは

まんが・インターネットカフェ、その歴史

00年代から一気に加速する

パソコンの登場で、人々の生活は大きく一変した、とまでは流石にすぐではなかった。御存知の通り、日本を例にしてもパソコンがようやく生活へと浸透するようになったのは2000年代に入ってのことだ。90年代でパソコンを自分専用で所持している人は殆どおらず、仕事も従来のまま行われていた。一部の業種では先進的に導入を行っていたでしょうが、全体的に見ればとても極小数です。日本に登場したばかりの頃は、その値段の高さも相まって物珍しく思うものの、いざ購入となったら二の足を踏んでしまう人がとても多かった。そのため、その当時はまだインターネットカフェというよりは、まんが喫茶が圧倒的にその数を占めていた。高級品として見られていたせいもあり、積極的な導入を見せる企業もそれほどいなかったでしょう。乱暴に扱われでもしたら、その分のコストを支払わなくてはならず、あまりにリスクが高すぎる。

アメリカを始めとした各国でもパソコンの普及まではそれなりに時間を要していた。問題点だった、どうすればコストを下げつつクオリティを維持・向上させられるかが焦点として、研究を続ける。段々とパソコンを使用したインターネット、その価値が真価に示される中で見出されていく。それに気づいたアメリカの企業も、インターネットカフェというスタイルがビジネスとしてこれから期待できる事に気づき、惜しみない投資をするに値するものとする見方を強めていく。

それこそ、インターネットカフェが広まったキッカケになるのです。日本のまんが喫茶がパソコンを導入し始めた頃は、すでにアメリカを始めとした諸外国では取り組みとして始まっていたのです。

800台のパソコンを有するカフェも登場

インターネットカフェというビジネススタイルが本格的に確立されたのは2000年代のこと、それは日本だけでなくアメリカなども同様です。とりわけ凄いのは、タイムズスクエアに登場したニューヨークの店舗では、何と店内に800台ものパソコンを有するカフェまで登場した。やることが半端ないのは存じ上げているが、ここまでの規模もやはりアメリカ的と言えるでしょう。日本でも大型店舗といえど、800台もパソコン導入もそうですが、それだけのお客さんを収容できるスペースを確保できなければ不可能だ。需要の高さがそれだけあったことが伺える。

ただこうして発達していっても、良い面もあれば悪い面もあった。発達によりパソコンという技術がより人々の生活に浸透したのはいい事ですが、同時に無視できない問題も生じてしまいます。その点については後ほど説明するとして、21世紀に突入したことでインターネットカフェはより成長の兆しを見せる、と見られていた。

日本においても見られる現象ですが、パソコンを必要とする人が増えれば増えるほど、利用する時間も伸びるものです。時間的な縛りが存在する、パソコンを用いた仕事を当時からしていた人にはインターネットカフェは、利便性に欠いていた。

安価になるパソコン

コストダウンしたことでより多くの人がパソコンと触れ合う時間を増やしていった、ただそれは同時に自分専用でパソコンを購入する人も増加へと促進していったのです。中にはパソコンは購入しても、インターネットには接続していないという人もいたでしょう。ですがそうした問題も2001年以降には値段が下げられていき、誰もが気軽に購入・利用できるものへとパソコンの存在は上がっていく。

そうして社会がパソコンの存在を押し上げれば押し上げるほど、地位を向上させていき、いつしか仕事のツールとして利用するのが当たり前になる。今までは専門職の人しか使わなかったパソコンが、一般的な事務などにも利用されるようになり、益々人々はパソコンを覚えるために勉強が求められる。そうなれば、自宅に最低でも1台は自分専用のパソコンを持つのが理想とする見向きも出てきて、購入する人も増えていった。

こうなると、わざわざインターネットカフェに足を運んでいくことに意味を見出しにくくなります。しかしこうした話は普及している日本を始めとした経済的発展を遂げている国限定だ。それ以外ではインターネットカフェは、ただパソコンを利用するだけではない、違う価値を生み出してたのです。

海外の人がインターネットカフェを利用する理由

世界にはいまだ、パソコンを使用できない人などゴマンと存在している。日本人の大半がパソコン、またはそれに比するくらいの性能を有する電子機器を当たり前のように利用していますが、発展途上国にしたら考えられない世界だ。そうした国に住んでいる人にとって、インターネットカフェほど素晴らしいといえる空間は存在しません。また、インターネットカフェで最初に利用料金を払えば、時間まで好きなようにパソコンを扱える。

普段から扱えない人もいるでしょう、しかし利用目的としては実のところオンラインゲームを始めとした利用が中心となっているのです。MMORPG大国として知られる韓国では、多くの人がパソコンを所持していますが、自宅で持っているパソコンよりも高性能なものが使用できるとして、インターネットカフェの利用が活発とも言われている。それに応じて問題も発生しているものの、国によってはパソコンそのものが希少価値として見られているため、インターネットカフェという奇天烈なものに興味を示す人はたくさんいるようだ。

日本の場合だと

こうしたインターネットカフェの歴史を垣間見ると、一番ピーク時期は2000年代初めから中盤までといえるでしょう。10年代に近づく頃には一世帯に一台パソコンを所持しているのが当たり前と、統計的に算出されるようになり、文明の利器が生活必需品へと昇華する。それもこれも、00年代初期に促進された『IT革命』が起因といえる。それは同時に、インターネットカフェの全盛期と衰退期という相反する性質が同時に発生した原因とも言えるのです。